龍谷大学 今里ゼミ
About ukawa.
京丹後市の最北東部である日本海側に面し、山と海に囲まれた農山漁村である宇川地区。上宇川7区(平、井上、中野、井谷、畑、遠下、鞍内)、下宇川7区(袖志、尾和、中浜、久僧、上野、谷内、上山)の14区(集落)で構成されており、総人口は1173人(令和2年時点)です。
そんな宇川地区では、天然の鮎が遡上するほど珍しく綺麗な川・海辺に広がるジオパーク・棚田100選にも選ばれている美しい棚田が見られるなど、魅力いっぱいの地域です。
宇川地区はもともと丹後町という地域区分をされていましたが、平成の大合併により丹後町・峰山町・大宮町・網野町・久美浜町・弥栄町の旧6町が合併し、「ひと・みず・みどり・歴史と文化が織りなす交流のまち」を将来像とした京丹後市になっています。
About imasato.
今里ゼミ「持続可能な地域の在り方を考える」をテーマに、2015年より京丹後市丹後町宇川地域を拠点に活動しています。ゼミが宇川に入り、今年で10年目になります。地域の方が貸してくださった田んぼでのお米作りから、今里ゼミの活動は始まりました。
現在は、お米や地域で採れたものの製品化から販売、地域の自然資源を利用、広報媒体を活用した情報発信といった様々な活動を地域の方々に大変お世話になりながら、月に1回フィールドに入り全力で取り組んでいます。
また、学内での研究活動も行っています。本を読み知識を得てからフィールドに出るようにしており、勉強とフィールドワークを兼ね備えた活動により、政策研究大会や学内討論会などで総合優勝や優秀賞といった成績を残しているゼミです。
About Imasato den.
今里ゼミは今年(2024年現在)で10年になります。私たち今里ゼミの活動は、「今里田」からスタートしました。
今里米の作られる今里田は、宇川温泉にほど近い場所に位置していま
す。現・久僧公民館長の戸根さんから田の一角を貸していただいたのが今里田が生まれたきっかけです。その田の一角を「今里田」と称し、2016年より毎年米づくりをしています。
多くの人が農協から苗を仕入れている中、戸根さんは苗を種の段階から育てていらっしゃいます。また苗床づくりや田植えといった米作りの行程の手順や、具体的な田植えの仕方なども教えていただいています。田植え、稲刈り、脱穀とできる限りすべての作業に携わらせていただいています。
私たちは、このように手作業で米づくりをすることは、単にお米ができるということ以上の価値を有していると考えています。私たちゼミ生は、できたお米を「今里米」として販売しています。宇川以外の人にも農業・田畑の抱える問題や、そんな中での米作りを継続していくことの重要性・意義について知ってもらいたいという思いのもと、活動しています。宇川で地域の人たちと協力しながら行う「今里米」づくりをこれからも継続していきたいと強く思います。
History of imasato seminar
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
今里ゼミが宇川での活動をスタートする
「今里田」での米作り体験
Twitter、Facebookアカウント開設
月報今里第一号発行
学内討論会への出場
初の宇川で地域報告会
「わくわく教室」のスタート 地域の子どもと交流
今里米、生協で販売
灯台まつりで今里米の「米粉カレー」販売
学部内討論会総合優勝
今里米、龍大生協と宇川温泉よしのの里で販売
YouTube「京丹GO」での情報発信
灯台まつりで米粉鯖カレー販売
経ヶ岬看板作成
龍谷祭で今里米、米粉カレー販売
新型コロナウイルスの拡大 宇川での活動が困難に
宇川スマート定住促進協議会のメンバーとオンライン会議
カレープロジェクトによる、クラウドファンディング
宇川をかける~山の見えるジビエカレー~販売開始
宇川をかける~海の見える鯖カレー~販売開始
うかわたび発行
梅ジャム開発・販売
うかわさんぽ作成・発行
里山コミュニティプロジェクト発足
ラジオスタート
深草マルシェ出店
梅ジャムアイス開発・販売
町屋交流会企画・開始
空き家リノベ開始